各スタッフの清掃場所の割り振りを行ったり、出社人数などに応じてその日の段取りを組んでいます。ほかにも、人手が足りない場所の清掃を担当することもあります。オールマイティに業務にあたることが多いのですが、ある1日のスケジュールをご紹介します。

8:00〜出社、その日の段取りを組む
9:00〜病院の朝礼に出席、院内の行事や工事有無などの情報をヒアリングしスタッフに共有
9:30〜病室から床清掃の依頼があったときには段取りを組み、作業開始時刻を連絡する
11:45〜休憩
12:45〜床清掃の依頼を処理、人手が足りていない場所の清掃を行う
16:00〜翌日の大まかな準備
〜16:30退勤

病院という場所柄、訪れる人のなかには気が滅入ってしまっている人もいるので、患者さんそれぞれの様子を感じ取りながら接し方も変えています。患者さんの生活空間である病室を清掃する際は、「おはようございます」などの挨拶をかわしながら、「ありがとうございます」という感謝の言葉も忘れないように心がけています。

外来スペースの清掃を行っているときは患者さんから道を尋ねられることも少なくないので、施設内を把握しているという私たちスタッフの強みをいかしてコミュニケーションを取るようにしています。時には、「トイレから出てこない患者さんがいる」などの状況を報告することもあるため、常に周囲に目を配るように努めていますね。

業務時間はそれぞれの担当場所を清掃しているため、スタッフ同士で集まることのできる時間は多くありませんが、休憩所には笑い声が響いています。もちろん、休息のために詰所で睡眠をとっている人もいます。

職場では、病院が実施しているアンケートがあります。患者さんを対象に病院の対応などを尋ねるアンケートなのですが、なかに「清掃」の項目があるんです。清掃というのはなかなか数値化しづらい業務でもあるので、その項目で高い評価を得られるような仕事をすることが一つの目標であり、やりがいにもなっています。

黙々と業務に取り組むことのできる人が向いていると感じています。どんな仕事でも、ときには理不尽な出来事や言葉に出会うことがあると思います。そんなときにも、忍耐力を持ちながらポジティブに前を向くことのできる人がぴったりなのではないでしょうか。
患者さんや病院で働く人たちから「ありがとう」と声をかけられることはとてもうれしいですし、「やっててよかった」と思えます。ぜひ、一緒に働きましょう！